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HSK6級は難しい?短い期間でも合格するための勉強法を解説

HSK5級に受かったのでHSK6級の過去問を買って開いてみたら、わからない単語が多すぎる・・・。

そう思って参考書を閉じた経験はありませんか?

HSK6級はHSKの一番高いレベルであり、合格することができれば中国語の自信にも繋がりますよね。

しかし、HSK5級と比べてHSK6級は格段に難しくなります。

この記事では、これまで受講者様をサポートしてきたノウハウからHSK6級に合格するための学習方法を解説しました。

この方法は、自身がHSK6級を保持し、受講者様の学習サポートにあたっているコーチ陣が実践した学習法でもあります。

キーワードは「語彙量」。

この記事で紹介している学習法で学習を進めることで、中国語の伸びを感じながら試験にも合格することが可能です。ぜひ記事を読み進めて学習してみてくださいね。

目次

HSK6級は中国語を不自由なく理解でき、表現できるレベル

スピーキング

試験の概要を知ることでテスト範囲や必要な勉強時間を理解することができます。

効率的に勉強を進めていくためにも、まずは全体像を知って学習戦略を立てていきましょう。

HSKの公式サイトによると、HSK6級のレベルは以下のように書かれています。

「中国語の音声情報や文字情報を不自由なく理解することができ、自分の意見や見解を流暢な中国語で口頭または書面にて表現することができる」ことが求められます。

HSK公式サイト

HSK5級のレベルが

中国語の新聞や雑誌が読めるだけでなく、中国の映画やテレビも観賞でき、さらに、中国語でスピーチすることができる」

HSK公式サイト

なので、新聞やテレビの内容を問題なく理解することができ、スピーキング・ライティングにおいて詰まることなく自己表現を行えるレベルと理解することができそうです。

HSK6級の試験構成

HSK6級の試験構成は次の通りです。

HSK6級の試験構成

合格に必要な単語数は5000語

合格のために必要な単語数でいうと、HSK6級は5000語とされています。

HSK5級の2500語から倍の単語数が必要になるのはもちろん、日常生活では使うことが少ない専門的な単語も増えるので、単語を覚えやすくする工夫が必要そうですね。

必要な勉強時間は約1000時間

HSKの公式サイトにはHSK6級合格に必要な勉強時間の目安が載っていません。

そこで、HSK5級の勉強時間の目安を参考にはHSK6級に必要な勉強時間を割り出してみました。

HSK5級の勉強時間目安

主に週2~4回の授業を2年間以上習い、2,500語程度の常用単語を習得している者を対象としています。

HSK公式サイト

HSK6級に必要な単語数は5000単語だったので、単純計算でHSK5級の倍の勉強時間が必要として計算します。

週に2回〜4回の授業を中間の3回の倍、つまり週6回の授業を行うと仮定すると、

90分(大学の1回の授業時間)
×
6(1週間の授業数)
×
52(1年間の1週間の数)
×
2(年)

936(時間)

となります。

HSK6級の単語数

このことから、HSK6級合格に必要な勉強時間約1000時間と言えるでしょう。

HSK6級を効率よく学習する方法

文法

試験の各パートの効果的な学習方法は以下の通りです。

  • 単語はストーリー付きの文章で覚える
  • リスニングは聞き取れない要因を細かく探る
  • 読解は精読と多読を使い分ける
  • 作文は量と質の良い復習を繰り返す

単語はストーリー付きの文章で覚える

HSK6級でもっとも重要なのが「語彙量を増やす」ということです。

リスニングでは、HSK5級までが日常生活をシナリオとした会話文の問題が多かったですが、6級ではインタビュー形式の会話文が多くなります。

短文・長文を聞く問題に関しても専門的な内容がほとんどであるため、日常会話の中国語ではなくさまざまな分野の専門用語や書き言葉を覚える必要が出てくるんですよね。

では、普段使う機会が少なそうな単語を効率よく覚えるにはどうしたらいいのでしょうか?

もっともおすすめな覚え方は、単語を例文と一緒に覚えることです。

それも、ちゃんとストーリーがある文章で。

「単語は必ず例文と一緒に覚えています!」という人は多くいると思いますが、自分との関連性が低い、または何の関連性もない文章だと、機械的に丸暗記しているのと同じです。

1つ例を挙げてみます。

① 学习,归根到底是培养多种能力,如阅读能力、思维能力、交际能力、运动能力等等。
(学習は結局のところ読解力、思考力、コミュニケーション力、運動力などさまざまな力を育てる)

② 国际经济、科技的竞争,归根到底是人才竞争.
(国際経済や技術の競争は結局のところ人材競争だ)

どちらも「归根到底 (結局のところ)」を使った例文ですが、中国語学習者のあなたであれば上の文章の方がスッと頭に入ったのではないでしょうか。

なぜなら、学ぶこと(=中国語学習)と関連性がある文章だからです。

単語1つを覚えるにしても、機械的な暗記作業をひたすら繰り返すのではなく「単語との距離を近くする」意識で単語を覚えることが必要です。

ただし、受験まで時間がなく例文を考える暇がないという方は、後でご紹介する単語帳を使って単語を覚えることをおすすめします。

リスニングは聞き取れない要因ごとに学習法を変える

リスニングを解く際の前提として「選択肢を先読みする」ことをおすすめします。

問題文を全部聞き取れなくても、選択肢の中国語がそのまま出てくることもあるからです。

・・・と小手先のテクニックだけではもちろん点数は上がらないので、リスニング力を上げる本質の部分をお話ししていきます。

まずは、効果的な学習方法を見つける前に、あなたがHSK6級のリスニング問題を聞き取れない要因を探ってみましょう。

以下のフローチャートに聞き取れない要因を表してみました。

中国語が聞き取れない

その①:単語・文法知識が足りない

過去問のスクリプトを読んでも意味が理解できない場合は、単純に「単語・文法知識の不足」が原因です。

過去問は後に回し、単語・文法知識を増やすことを優先にしましょう。

スクリプトを読んで意味がわかる場合は、以下の3つのどれかが要因だと考えられます。

その①:見本の発音と自分の発音にギャップがある

見本の発音と自分で覚えている発音にギャップがあるため、見本の音声が全く違うものに聞こえているという状態です。

聞こえる音(発音)と自分が覚えている音(発音)を一致させなければ、聞き取れるはずの音も聞き取れなくなってしまうんですよね。

これを解消するには「多听多说」つまり、たくさん聴いてたくさん発音することが大切なのですが、意外と多くの人が行っていないのが自分で発音すること。

言語学では、自分で発音できない音は聞き取れないと言われています。

耳を慣らすと同時に口も慣らして、見本の発音と自分の発音のギャップを埋めていきましょう。

その②:中国語の語順で処理できていない

「中国語→日本語」に変換するクセがある場合は、早いうちに取り除いてください。

音源を聞いた時に日本語に訳すプロセスが入ると、内容を理解するまでに時間がかかります。

HSK6級ではリスニングの文章量が多くなるので、日本語に訳しているうちに次の問題の放送が始まってしまうことも充分にありえます。

中国語の語順のまま理解するにはそれなりの訓練が必要ですが、特に効果的な学習方法が「意味を想起しながらの音読 (=コンテンツ音読)」や「スラッシュリーディング」です。

また、試験勉強以外に普段から中国語に触れる機会があれば、日本語を介さずに理解するように意識してみてください。

リスニングが圧倒的に易しく感じるはずですよ。

その③:スピードに慣れていない

HSK6級と5級のリスニング問題の音源スピードを比べてみたところ、約1.1倍速いことがわかりました。

1分間という同じ時間の中で単語が約10個多く発話されています。

HSK6級のリスニング
wpm:1分間に発話される単語の数

6級のリスニングのスピードに慣れるには2つのポイントがあります。

1つ目のポイントは、単語・文法・発音知識を自動化すること。

中国語学習における自動化とは、聞いたり読んだりした情報を「無意識的に・瞬時に・中国語のまま」理解することです。

例えば、国庆节各个旅游景点人山人海,为什么还是有人选择去“人挤人“?
(国慶節、各地の旅行スポットは黒山のような人だかり、なぜそれでも”人混み”に行く人がいるのだろうか?)

という文章が流れてきたら、下の画像のような状況が頭の中に浮かぶ状態が理想です。

スピードに慣れるという点でも、先ほどご紹介した音読は効果的な学習法です。

また、音源からコンマ数秒遅れてかぶせるように発話する「シャドーイング」を取り入れても良いでしょう。

もう1つのポイントは、普段から6級のスピードで中国語を聴くことです。

過去問を使う場合は、何回も聴いてスピードに慣れていき、中国語を瞬時に理解できているか(理解するまでのスピードが速くなっているか)を把握しましょう

Youtubeなど過去問以外で学習する場合は、スピードを速くして聴くようにするなど調整して聴いてみてください。

読解で点数を稼ぐには精読と多読を使い分ける

読解で点数を伸ばすために必要な力は以下の通りです。

  1. 単語・文法知識
    • 類義語を使い分ける知識
    • コロケーションの知識
  2. 文が自然かどうか見分ける力(語感)
  3. 文の意味を的確に捉える力
  4. 文章を素早く正確に捉える力

例えば第3部分(フレーズ空欄補充)では、文法的におかしくないか、繋げたフレーズが前後の文と意味的に合っているかどうか判断して問題を解く必要があります。

文章を正確に理解する力が求められるわけですが、同時に文章を読んで瞬時に理解するスピード感も求められます。

(読解問題は全部で50問、試験時間は50分なので、1問にかけられる時間は最大1分…)

では、読解で点数を伸ばすのに効果的な学習方法は?

ずばり「精読」と「多読」だと考えます。

精読:文章を細かく分析して理解すること
多読:文章の大まかな意味を素早く把握すること。

精読をすると単語知識や文法知識が増えるので、正確な文章にアンテナを張ることができるようになります。

一方多読をすると、文章を素早く大まかに把握できるようになります。

また、たくさんの生きた中国の文章に触れることで語感(文章が自然かどうか)を養うことも期待できます。

第4部分の長文読解など、正確性よりも意味理解を問う問題の解答スピードが上がるはずですよ。

読解の対策を行うときは、精読をしつつ多読も行うことで正確に文章を読む力と文章を素早く理解する力を並行してつけるように意識してみてください。

作文に必要なのは練習量と復習

多くの日本人学習者が苦手とするのが作文ではないでしょうか。HSK6級の作文は要約問題でしたね。

  • 1000字程度の物語を読む
  • 読んでる最中はメモ厳禁
  • 読んだ物語を400字程度に要約する

という、聞いただけで「あ、無理だわ」となってしまいそうな出題です。

要約なんて普段から練習していない限りいきなり身につけられる力じゃないですよね。

ですが、逆を言えば「普段から練習して慣れていれば本番でも同じようにできる」のではないでしょうか?

以下で解説する手順で少しずつ作文問題に慣れて、7割取れるように対策を進めていきましょう。

ステップ①:作文問題の解答のしかたを理解する

いきなり練習問題を解くまえに、問題の解き方のコツなどを大まかに理解しておくことをおすすめします。

  • 情報の整理のしかた
  • 中国語作文のルール
  • 作文問題の6つの原則

など、まずは作文問題への取り組み方を理解しましょう。

ステップ②:問題を解く

次は、実際に問題を解いていきます。おそらく最初は思ったように書けず撃沈します。

ここで大事なのは「できないんじゃなくてまだやり方を知らないだけ」と思うこと。

ステップ③で行う復習をダイソンの掃除機並みに吸引するくらいの勢いで行い、練習量+質の良い復習で精度を上げていきましょう。

ステップ③:復習・復習・復習

量をこなすのと同じくらい大事なのが「復習」です。復習には、プロのフィードバックをもらうことが最も効果的だと考えます。

自然な中国語というところだけで言えば、中国人の知り合いや言語交換アプリで添削をお願いすることも効果的です。

ただし、一人でできる方法ももちろんありますよ。

1つは模範解答を書き写すこと。

文章の展開だけでなく、正確な中国語・句読点などの細かいルール・原文そのまま書いている文の数などを細かく分析していきます。

2つ目は、普段から中国語の記事の要約練習をすること。

HSK6級に出てくるような物語でなくても、ニュース記事や興味のあるキーワードで検索した記事を使って「重要な要素を抽出して自分の言葉にする」練習をすることで、要約力をつけられます。

本番と同じように時間内に文章を読んで記憶し、要約するという練習を行ってみてくださいね。

「作文への苦手意識は量と質の良い復習でカバーする」を意識して対策を行っていきましょう。

HSK6級合格に必ず役立つ!参考書3選

この記事では以下の3冊を厳選してご紹介します。

  • HSK6級公式過去問集
  • HSK6級読む聴く覚える2500
  • 合格奪取!新HSK6級トレーニングブック読解・作文編

HSK6級公式過去問集

タイトルHSK6級公式過去問集
著者名国家漢弁/孔子学院総部
定価3,898円
Amazonレビュー★★★★☆ 4.2 / 5

まず最初に買ってほしいのが公式過去問集です。過去5回分の試験を収録しています。

過去問を使うときに注意したいのが以下の2点。

  • 最初は単語帳で語彙を増やすことを優先する
  • 何度も解くことよりも復習が大事

この記事で何度もお伝えしている通り、HSK6級合格にもっとも大切なのが単語を増やすことです。

HSK5級に8割以上で合格していても、HSK6級の過去問を解くと半分以上がわからない単語ということもザラにあります。

そのため、最初から過去問を解くと「全然聞き取れない」「読解できない」という壁にぶつかり、モチベーションが下がる可能性が…

過去問を使うのはあくまで試験時間や傾向に慣れるためなので、最初は単語帳を使って単語を集中的に増やすことをおすすめします。

また、過去問で問題を解く際は、解きっぱなしにしたり何点取れたかスコアリングしたりするだけでは不十分です。

必ず復習、つまり間違えた内容と正しい解答(や、どうしてその解答になるのかといった理由)を復習しましょう。

HSK6級読む聴く覚える2500

タイトルHSK6級 読む聴く覚える2500 
著者名田芳、安明姫
定価3,300円
Amazonレビュー★★★★☆ 4.4 / 5

5級と6級の間の新出単語2500語を72のストーリーと一緒に覚えられる単語帳です。ストーリー1つにつき約35の単語が載っています。

この単語帳の良いところは、なんといっても丸暗記ではなくストーリーと一緒に単語を覚えられるという点。

機械的な丸暗記ではなく印象に残るようなストーリーと一緒に覚えることができますよ。

合格奪取!新HSK6級トレーニングブック読解・作文編

タイトル合格奪取!新HSK6級トレーニングブック読解・作文編
著者名李貞愛
定価3,300円
Amazonレビュー★★★☆☆ 3.5 / 5

多くの学習者が苦手とする読解の第1部分(間違い探し)と作文を重点的に対策できる参考書です。

「間違い」はどんなパターンで設定されるのか、作文はどんなステップで解けば良いのかといったところを詳しく解説しています。

練習問題や1回分の模擬試験もついているので、過去問と合わせればかなりの量を練習することができますよ。

HSK6級に一発合格したいけど不安な方には中国語コーチングがおすすめです

中国語コーチング

中国語コーチングのCiiitz (シーズ)では、HSK6級の試験対策はもちろん、自分に合った学習の進め方や考え方をコーチと2人3脚で作り上げることができます。

HSKの傾向や対策をよく知っているコーチ

コーチの多くは独学でHSKに合格していて、6級を保持するコーチも数多くいます。

試験の傾向や対策方法はもちろん、どうやってモチベーションを保てば良いかなど学習者の気持ちも把握しながら学習をサポートしてくれます。

一人ひとりの個性を尊重した学習方法の構築

同じ学習方法をしてもその効果は学習者によってまちまち。

Ciiitzは同じ学習メニューを受講者全員に行ってもらうのではなく、徹底的に一人の学習者に向き合って、最適な学習プランを一緒に考えます。

試験に合格した後の”理想の未来”を考える

HSK6級を取ったらあなたの人生にどんな良いことがありますか?

試験に合格することが最終的な目的になっていると、その先が見えません。

Ciiitzでは、週1回のコーチとの面談を通して「HSK6級をとったその先の未来」も一緒に考えていきます。

まとめ

この記事では、以下のポイントを解説してきました。

  1. HSK6級のレベルと試験構成
  2. 単語・リスニング・読解・作文の学習方法
  3. 必ず役立つ参考書3冊

HSK6級に合格することで可能性は広がります。

理想の未来をモチベーションに、合格に向けて頑張ってください!

「独学だとモチベーションが続かない」「学習を続けられない自分が嫌になる」
こんなお悩みはありませんか?社会人が語学学習を挫折する1番多い原因は“学習が続かない“ことです。

Ciiitzは、心理学におけるコーチング手法と第二言語習得論を活用して
「中国語を学び続け、“その先の自分“を見つける」3ヶ月間を提供します。


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